「まさか！」という高額買取。ハイエンドメーカーJBL 4301

JBL 4301は1977年に発売され、特に家庭用リスニングに向けて特化した製品となっており、その音質の良さと、当時としてはリーズナブルな価格設定も相まって、大ヒットを記録したモデルです。
オーディオマニアの憧れの的でありJBLのトレードカラーとも言えるカラーリング「アルニコブルー」は、この4301にも使用されていましたが、1980年代からの生産は、アルニコの不足により、フェライトブルーに変更されています。

さて、肝心の音の方ですが、ウーハーユニットには20ｃｍコーン型116Aを採用し、更に5cm径銅リボン線エッジワイズ巻きを導入しているので、歪みが少ないクリアな低域を実現、また、ツィーターユニットには迫力のある音として定評があるＬＥ25-2を搭載し、コーン紙には剛性の高いものが採用され、クリアなサウンドが持ち味となっています。

4301は非常にユニット同士のバランスがよく、高音域から迫力の重低音まで原音を忠実に再現してくれます。
ジャンルを問わず、オールマイティな高音質再生が可能で、家庭向けモデルではありますが、プロユースとしても十分引けを取らない再生音質となっています。

JBLの歴史はまさに「オーディオスピーカーの進化の歴史」そのものともいえ、数々の名スピーカーがその歴史を彩ってきました。
この4301もJBLの伝統のスピリッツをしっかり受け継いだモデルであり、きっと耳の肥えたユーザーにも満足できる時間を約束してくれることでしょう。