


JBL4311の魅力と真実に迫る!
1970年代に発売された4311はスタジオでも多く導入されているスピーカーのひとつです。
スタジオ仕様の小型スピーカーの代名詞とも言える名機であり、現在でも熱烈な愛用者の多いモデルである事に間違いありません。
今回は家庭用に進化したJBLが、果たして伝統をきっちり受け継いでいるのか?とても気になったので自分の耳で確かめてみたいと思います。
JBL4311は、バスレフ方式でブックシェルフ型の3ウェイ・3スピーカーになっております。
使用されているユニット構成は、
低域用-30cmコーン型(2212)
中域用-3cmコーン型(LE5-2)
高域用-3.6cmコーン型(LE25)
サイズは幅360×高さ600×奥行300mm
重量は19キロとなります。
モニター型として使用することを想定しており、コンパクトで比較的軽いものとなっているのが特徴といえます。
また、ウーファーを上部にしてスコーカーとトゥイーターを下部に配置しているのも、天井から吊り下げて使用する事を想定したせいか、迫力ある音を鳴らしてくれるスピーカーです。
スカッと抜けが良く、乾いた音で濁りが無い音はまるでアメリカ映画に出てくるカリフォルニアの空のようで、JBLファンはもちろん、一度聴くと病みつきになるのも理解出来ます。
トランペットの突き抜けるような高音が気持ちよく、独特のツヤと張りのある音、特に中域は分厚く聴こえ、1960〜80年代初頭までのJBLの音は、4311に限らず、現代のスピーカーにはない魅力があります。
エイジングには時間がかかる?
JBL4311はどちらかと言うと周波数のレンジが狭いために今の音楽を聞くと少し不満が残るかもしれません。
ある程度パワーを入れないとまともな音が出ず、エイジングには時間がかかりそうです。
また古いスピーカーだとオリジナルのパーツが手に入らないことが多くちょっと手がかかるのも気になるところです。

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