LUXMAN PD171は、精密度の高いACシンクロナスモーターを採用した、安定感のあるアナログプレーヤーとして、2011年に誕生しました。

古くからのオーディオファイルに根強い人気のアナログプレーヤーは、その期待に応える様に、少ずつではありますが年々進化を遂げています。
その好例ともいえるPD171は、LUXMAN として28年ぶりに新規開発したベルトドライブタイプのアナログプレーヤーとして評判を呼びました。

高トルクで安定した稼働が魅力のACシンクロナスモーターを採用しており、最新の32ビットマイコンによる動作の制御と、クロックジェネレーターのコンビネーションが光ります。
それだけでなく、ターンテーブルプラッターには5kgの重量があるアルミを採用して、なめらかな回転を実現したほか、ステンレスで構成したセンタースピンドルにおいては、直径16mmで剛性に優れたものとなっています。
それに加え、ほぼすべてのパーツをアンダースラング方式で取り付けることで、振動の抑制にも大きく貢献しています。

サイズは、幅465mm×高さ140mm×奥行390mm、質量23.0Kgであり、駆動部以外は、意外と軽量に作られている印象です。
艶を抑え気味にしたシルバーの筐体とウッドパネルの採用により、インテリア性も高いものとなっています。

PD-171は、アナログサウンドに改めて脚光を集めることにも貢献した、古典的ながらも最先端のプレーヤーといえるでしょう。