2014年に発売されたLUXMAN PD171Aは、昔ながらのアナログレコード盤に込められた、CDなどにはない空気感を伝えることを目的に開発された、ベルトドライブ式アナログプレーヤーです。

今なお、アナログレコードならではの独特なサウンドに魅了されるオーディオファイルは多く、それに呼応してプレーヤーもまだ生産が続けられていますが、PD171Aでは、最先端の技術を続々と取り込んでいるのが印象的です。
安定した回転を確保するために、新開発されたACシンクロナスモーターを採用している点などは、その最たる例で、また、幅広のベルトを取り入れることにより、余計な振動を完全に排除することにも成功してます。
ターンテーブルにはアルミを採用して、重量をもたせることで耐久性と安定性を同時に確保したほか、スピンドル部分では、モリブデンオイルの充填によって実現された、耐久性の高さも魅力的です。
他にも、全てのパーツにおいてアンダースラング方式で取り付けて、剛性を高めるなどの工夫が凝らされています。

サイズは、幅492mm×高さ140mm、質量25.4Kgとやはり重いサイズ感となっていますが、これも安定した稼働を求めている証といえるでしょう。
加えて、サポート体制も充実していて、アフターパーツの取扱いが多い点も大いに評価されます。

PD171Aは、安定した稼働を実現するために一つ一つのパーツにこだわり、大出力電源回路により、アナログならではの温かくて優しいサウンドを実現できるプレーヤーに仕上がっています。