LUXMAN（ラックスマン）PD121Aは、1975年に発表された「PD121」の後継機にあたるダイレクトドライブ方式によるターンテーブルです。

これには、先発機と同様のDDモーターに改良を加えた、オリジナルの技術であるロード・フリー・スピンドル方式が搭載されています。
モーターのマグネットの力でテーブルを浮かせるため、ほかの部品が不要で磁力の影響が少なくなるというものです。

また、アルミダイキャストのテーブルは、重量約2.5kgという重量級で、ダイナミックバランスに定評があります。
さらに、前面に設置された速度表示窓には楕円形のマークがあり、テーブルの回転に合わせて、マークも回転するという仕掛けがあるのも、特長として挙げられます。

シャーシには強固なアルミダイキャストを使用し、モーターとアームの接合部分を一体化させているほか、上部には厚みのあるアルミ板を使った化粧パネルを優美なデザインで配置し、不要な振動が徹底的に排除されました。
安定感のある音質と高い技術により、メーカーへの信頼感がさらに高まった機種と言えます。

アームベースはオプションとして、数種類の製品が別売りで発売されました。
いずれかのアームベースが付属していれば、売買する際に、有利になることは間違いないでしょう。