「まさか！」という高額買取。ハイエンドメーカーMarantz Model 7SE

Marantz(マランツ)は、アンプ製品などについて数々の名機を生み出しており、そのルーツともなるのが1958年発売のModel 7です。
そして時を経て1998年に発売された真空管コントロールアンプ・Model 7SEは、Model 7を進化させたスペシャルエディションとして開発されました。

電圧増幅用の真空管には12AX7を6本使用し、高いドライブ力や優れたゲインを確保しています。周波数特性は20Hz～40kHzと広範囲をフォローし、幅広い音域をスムーズに鳴らしてくれるのです。
入力感度/インピーダンスに関しては、マイクロフォンでは1.4mV/1MΩ、2系統あるフォノ入力では1.2mV/47kΩ、その他入力では140mV/330kΩなどとなっています。

Model 7SEが奏でる音の特徴は、前身であるModel 7の優れた音像と独特の色気を色濃く引き継ぎ、さらに進化させていることです。
さすがに名機として語り継がれるModel 7のテイストを持っているだけあって、くっきりとした音の輪郭を持ちながら、特に中高域を豊かで艶やかに鳴らしてくれます。
特にヴァイオリンなどの弦楽器、またボーカルの表現はとても優れており、まるでライブ会場で目の前で演奏しているかのような錯覚に陥るでしょう。
Model 7SEでアナログレコードを聴くと、温かみや息遣いを身近に感じることができます。