「まさか！」という高額買取。ハイエンドメーカーMarantz PM-10S1

次世代のプリメインアンプとしてMarantz(マランツ)が2017年に発売したのがPM-10S1です。
PM-10S1は、既存モデルの改良版というより、全く新しい仕様として開発したものです。

PM-10S1は完全バランス構成であり、独自開発の電圧増幅モジュールHDAM　SA3のディスクリート構成を持つインプットバッファーアンプを搭載しています。
これにより、インピーダンスの低減や高スルーレートを実現し、さらにチャンネル間の干渉も防いでピュアな信号伝送を可能にしました。
またフォノイコライザーはMCLow/High・MM対応で、CR型RIAAネットワークにNFBをかけて広帯域において安定した負帰還を得られます。

さらに、Marantzの特徴でもある強力なドライブ力はさらに進化し、NCore NC500スイッチングアンプモジュールによって効率のよさとひずみの低減を実現しました。
そして、このモジュールを左右合わせて4つ搭載したBLT構成で、信号の漏れを防いで駆動の安定化を図っています。
その他、プリアンプとL/Rパワーアンプの独立した電源をまとめる技術も、革新的なものでしょう。

PM-10S1では難しい機構でありながら音質への妥協は一切なく、鮮明な解像度と細やかな音の表現を実現しています。
さらに空間表現にも優れ、低域から高域まで幅広い音の広がりを実感できるでしょう。