「まさか！」という高額買取。ハイエンドメーカーMarantz SM-11

Marantzが1983年に発売したステレオパワーアンプSM-11は、同社の最上位モデルであったSM-1000などの次世代機種として開発されました。
それまで脈々と培ってきたMarantzの技術を駆使してSM-11は誕生したのです。

こちらのモデルのパワー段には、パワフルな駆動を実現するためリニアリティに優れたパワートランジスタを16本搭載しています。
そして構造は、4パラレルかつ3段ダーリントン回路を持つ贅沢な仕様です。また、電圧増幅段の回路に無駄をなくすべくカスコード回路を採用しました。
これにより、ノイズやひずみを軽減することに成功したのです。

さらに、大電流を供給する電源部は、大型パワートランスに加えてカスタム大容量電解コンデンサーを導入しています。
その他コントロールアンプの電源スイッチでパワーアンプの電源をコントロールできる仕様により、コントロールアンプ部電源の負担を軽減しました。

また特徴的なのがフロントパネルのデザインで、ブルーをバックにしたピークパワーメーターが印象に残ります。
そして、強いドライブ力で鳴らす音は迫力にあふれ、大きな存在感を醸し出すのです。