「まさか！」という買取価格。ハイエンドメーカーNakamichｉ

Nakamichi（ナカミチ）は、1948年に日本で創業したオーディオメーカーで、ハイエンドのコンパクトカセットデッキを開発し、国内外において高い評価を得ています。
2006年にアメリカで行われた人気オーディオブランドの調査では、3位に入るほどの人気ぶりで、1980年に発売されたカセットデッキ1000ZXLも、コンピューターシステムとテープを完全に一致させた究極の名機として歴史に名を残しています。

低音から高音まで切れ味がよいNakamichiのZXシリーズで、ZX-9は「カミソリ」の異名を与えられており、高い技術を持つNakamichiのカセットデッキからは、カセットの音がCDのようなアタック感と豊かな余韻をもって聴こえてくるでしょう。
その証拠に、オーディオファイルのなかには、Nakamichiのカセットデッキを通してCDを聴く人もいるほどです。

また、1983年に発表したオートリバースデッキは、テープ自体が反転するという発想の転換に定評があります。
カセットの入れ替えをする必要がない便利な「オートリバース」は、微妙な位置ずれによる音質低下が免れませんが、音質にこだわるNakamichiは、この問題を難なく解決したのです。
日本での販売を終了しているNakamichiですが、今なおカセットデッキは中古市場で高い人気を保っています。