「まさか！」という高額買取。ハイエンドメーカーONKYO Monitor 500X

ONKYO Monitor 500Xは、前身モデルであるMonitor 500Xの技術を継承しながらさらに改良を加えて1988年に発売されました。
エンクロージャーは角に美しい曲線を持つラウンドバッフル型で、重厚感と高級感を持ち合わせたたたずまいを持っています。
構造は2ウェイ2スピーカーシステムであり、ONKYOのモニタースピーカーとしては小型の部類に入るでしょう。

ウーファーは23cm径コーン型で、振動板は底部の成型に工夫を凝らしたピュアクロスカーボンの2層構造により強度を持たせ、共振を極力抑えることに成功しています。
さらに、低音域の下部まで緻密再現するために、エッジにエンジニアリングエラストマーを採用しました。
そしてツイーターは2.5㎝径で、硬度をアップさせる加工を施したチタンとカーボンの3層構造によって、軽量化にも成功しています。
またコーンの外周にリブ仕様を用いることなどで、周波数帯域の上限を超えた共振をフラットにしてトランジェント応答性を飛躍させているのです。

さらにONKYO独自開発のアイソレーテッドマウントシステムの存在。
これは振動板の力を有効に受け止めることを意図されて設計されたものです。

気になるMonitor 500Xサウンドは、共振をとことん制限する構造によって輪郭のくっきりした音となり、重厚感のある低音域と透き通った高音域がマッチします。
さらに、中音域も艶やかで丸みのある印象をもたらすのです。