「まさか！」という高額買取。ハイエンドメーカーPIONEER S-1000TWIN

1989年、PIONEERから発表されたS-1000TWINは、プロ用スタジオモニターやEXCLUSIVE S5の開発の中で培われたノウハウを存分に活かして開発されました。
2つのウーファーがトゥイーターを上下にサンドしている配置で、バーチカルツイン方式を採用することで、点音源実現、低域~高域まで素直な再現性を持ち、高い人気を誇っています。

各素子のマウントにおいては、防振対策を施しており、クロストークの影響を受けません。
これにより、どのような環境においても最高のパフォーマンスを発揮するのです。

構成は2ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式、波面コントロールに力を入れ始めたモデルでもあり、科学的なアプローチが採用されています。
例えば、ウーファーとトゥイーターのエネルギータイムを時間軸で調節する技術、これは、当時としては画期的なものでありました。

フレームには、亜鉛ダイキャストを採用しています。
それまで一般的であったアルミの2.6倍の重さで、その重さの分だけ高い剛性を確保しています。

エンクロージャーはウォールナットの天然銘木を余すところなく使用して、更にオイルステンで磨き上げられていて、インテリアとしても重宝するスピーカーとなっています。