1985年発売のステレオパワーアンプTechnicsのSE-A100は、ClassAA回路でそれぞれ独立した電圧コントロールアンプ及び電流ドライブアンプを、左右に2台ずつの合計4台搭載し、低歪化と安定した電力供給を実現しました。

歪率を極限まで低減するために、ワンチップデュアルFETの差動増幅入力段を採用したほか、電磁界の悪影響抑制のために独自のコンセントレーテッドパワーブロックの採用に加え、筐体素材を厳選することで、機械振動や磁気輻射も低減しています。

電源部は3トランス構成で、完全シンメトリーコンストラクションにすることにより、左右の相互干渉を排除しており、さらに、合計91200μFの電解コンデンサも搭載しています。

SE-A100は、抜群のパワーと安定感で高性能アンプの実力を如何なく発揮する逸品で、軽快さ、キレの良さと同時にのびやかな音の再現にも成功しています。
特に中低域が躍動感と生命力を感じさせる、このTechnicsの高級機種SE-A100に長年憧れ続けているファンは多いので、中古市場での価値も高くなります。