Technics社は、時代のニーズに合わせて、多くのオーディオ機器を研究し開発してきました。
実用的で機能性も兼ね備えたものを追求した結果、ターンテーブルFR-956が、1979年頃発売されました。

FR-956は、ターンテーブルのデッキ部分と、照明棚や操作パネル部などの本体部で構成された仕様で、昭和に製作されたターンテーブルであるため、やや古さを感じさせますが、機能性は高いことが特長です。
音の聞こえは、エージングが十分に施されているため、柔らかで膨らみのある音色を奏で、カントリー音楽やビッグバンドジャズなど明るい音楽との相性が良く、その場の空気を照らすような音色を楽しませてくれます。

広いスペースで音楽を再生した際にも、ダイナミックな音楽を奏でることがFR-956の魅力のひとつです。
無音時にはやや雑音が聴こえる場合もありますが、それも含めて味わいと感じさせてくれるターンテーブルです。

サイズは幅600mm・高さ950mm・奥行660mmであり、重量は約80kgです。
業務用ターンテーブルを探しているユーザーにとって、このFR-956は、利用しやすい1台だと言えるでしょう。