1970年代にダイレクトドライブ方式を発表したTHORENS社は、高品質のターンテーブルの開発を目指してきました。
ベルトドライブ方式によるレコードプレーヤー、TD-206は、そんなターンテーブルに関する豊富な知識が活かされ、誕生しました。

カラーは、ハイグロスホワイト・ハイグロスブラック・ハイグロスレッドの3種類で、TP90トーンアームとアルミ・アクリル製プラッターが用いられており、スタイリッシュなルックスは、多くのオーディオファイルから支持を得ています。
この音色は、明るく透き通っており、空気を華やかにするような感覚が得られ、レコード盤に多少の歪みがある場合でも、滑らかに再生することができます。

また、高域の音色に艶があるため、トランペットやピアノなどの音色も微細な表現を逃さず、中低域にはふくよかなボリュームがあり、全身に音楽を浴びているようなイメージを体感できます。
さらに、ヴォーカルの歌声が楽器の前面に押し出されるような印象もあり、歌詞をクリアに聞き取れることが特長となっています。

6畳以下から20畳ほどのオーディオルームで再生した際でも、音圧は変化することはありません。
サイズは、幅475mm・高さ125mm・奥行370mmであり、重量は5.6kgです。

アナログレコードを明るい音色で楽しみたい愛好家には、このTD-206がおススメのモデルと言えるでしょう。