実直で見た目にも美しいオーディオ機器を多数開発し、世界へ送り出してきた、TRIO-KENWOOD社のツインディスクスタビライザーDS-20は、更に品格のある音色を奏でることを目指し、1979年頃の発売となりました。
レコード盤の振動を抑える役割を果たすDS-20は、レコードの音色を明瞭にする特徴があり、音色に無駄な伸びがなく、中低域にボリュームが出ることを実感できるでしょう。

このDS-20を実装することで、ボーカルの歌声がより鮮明に前に出てくるような音像を体感できます。
特にジャズヴォーカルの再現力に一聴の価値があり、歌声の様々な表情を緻密に再現することに長けています。
中域のホルンなどの楽器もつぶれることはなく、全体的に伸びやかな楽器の音色を奏でるのが特徴です。

DS-20でレコードを再生すれば、音場感の広がりも豊かになり、広いオーディオルームで再生した際にも迫力のあるオーケストラなどを楽しむことが可能です。
加えて、ポップスやロックなどを再生した際でも、録音時の原音をリアルに体感することができます。

このように、アナログレコードの味わいのある音色を楽しみたい愛好家にとって、DS-20は、レコード盤のリアルな音像を追求できるツールだといえるでしょう。