「まさか！」という買取価格。ハイエンドメーカーTRIODE

TRIODEは、1994年に埼玉県越谷市で誕生したオーディオメーカーです。
主にSPENDOR社のスピーカーなどの輸入代理店を務める一方で、オリジナルの真空管アンプの製造販売も行っています。

オーディオの世界では、かつては大型で高級なものでも売れていたのですが、時代の流れによりポータブルオーディオやPCオーディオが普及し、多くのメーカーが撤退している事実があります。
しかし、TRIODEはあえて古い技術である真空管デバイスに特化して、それがオーディオファンに評価されて業績を伸ばしています。

他にも、購入者が主要部品の組立取付・配線を行う半完成キットを販売するなど、アイディアの豊富さには驚かされるばかりです。

TRIODEのアンプの特長としては、やはり先述の通り、真空管への強いこだわりが挙げられるでしょう。
最新テクノロジーを採用したアンプには性能的には及びませんが、低域をエネルギッシュに再生し、温かみのあるサウンドを実現できるというのは、真空管アンプならではの魅力です。
特にジャズにおいては、メリハリがありつつも不自然感はなく、ナチュラルさを実感できるでしょう。

メンテナンスが面倒などのデメリットも多いですが、半完成キットは自分で組み立てたアンプということで愛着を持ちやすいのも良いですね。
古きよきものを大事にし、最新テクノロジーと融合させたTRIODEは、今後も注目したい存在です。