クロックジェネレーターとは、デジタルクロックを発生させる装置のことを指します。
よく、オーディオ機器では44.1kHzや96kHzなどの表記を見かけますが、
これは、サンプリング周波数と言って、1秒間に何回（44.1kHzであれば、一秒間に44100回）データを取得できるかという値になります。
この周波数を作り出し、出力しているのがクロックジェネレーターなのです。
一般的には、クロックジェネレーター内部には水晶発振器が内用されているケースがほとんどです。
水晶発振器とは、水晶振動子を共振回路に用いているトランジスタ発振器のことを指します。
水晶振動子が発する安定した共振作用によって、安定で正確な周波数の電気振動を可能としています。
発振周波数を見ると振動子の固有振動数にほど近く、1kHz～102MHz 程度までを安定して発信することができるのが魅力的です。
D/Aコンバーターなどに内蔵されたものや、独立させているものがありますが、素人が使用すると、残念ながら、その効果を十二分に発揮させれないと言えてしまうほど、難解な機器です。
マスタークロックジェネレーターと呼ばれるものがあり、よりハイレベルな周波数発振を可能としたものもありますが、価格的には圧倒的に高くなります。
クロックジェネレーターは古くからあるものですが、過去のものはアナログメーターで表示されており、最新機種ではデジタル表示させているのが一般的です。
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